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G.17.2.5 マルチリニア解析

地盤をばね支持としてモデル化する場合、外部荷重に対するさまざまな抵抗をマルチリニア解析を使用してモデル化できます。

例としては、引張下での土壌の挙動が圧縮時の挙動と異なる場合が挙げられます。地盤の剛性-変位特性は、マルチリニア曲線により表現されます。この曲線の大きさは、異なる変位における地盤のばね特性を表します。マルチリニアスプリング解析における荷重ケースは、CHANGEコマンドとPERFORM ANALYSISコマンドによって分離される必要があります。主荷重ケースの総数を設定するには、SET NLコマンドを使用する必要があります。PDELTA、動的解析、またはTENSION/COMPRESSIONメンバーのケースは使用できません。マルチリニアスプリングコマンドは、収束するまで継続する反復解析を開始します。